2020年以降の教育指導要領でプログラミングが必修化になります。
そこで今回は、プログラミング教育について保護者からよく聞かれることを書いていきたいと思います。
プログラミング って、あの英語のようなやつ?うちの子にできるかしら・・・
プログラミング をするためにはプログラミング 言語を覚える必要があり、
プログラミング言語には、JavaやPHP、C++、JavaScriptメジャーなものから、マイナーな言語まで含めると、数百種類あります。
何を作りたいかによって、使用する言語が変わるので、例えばiPhone向けのアプリを作りたいと思ったら言語は「Swift(スイフト)」になります。表現や使える機能などはその言語ごとに違いますが骨組みはだいたい一緒です。
しかし、小学校から始まるプログラミングでは、言語(コードの書き方)は、やりません。
私もプログラミングを教えていますが、実際にプログラミング言語を使ってプログラムを書く場合タイピングスキルが求められるため、普段からパソコンでキーボード操作をしていないと、学校のような一斉授業では確かに厳しいと思います。
じゃあ、プログラミング教育って何をするの?
実際に「プログラムを書く(コードを書く)」ことはしない・・となると、何をするのでしょうか?
まず言われているのが、「プログラミング 的思考を身につける」というものです。
このプログラミング 的思考ですが文部科学省の資料によると下記のように定義されています。
自分が意図する一連の活動を実現 するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合 わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力。
「小学校プログラミング教育の手引」の改訂(第二版)について
よくわかりませんね笑
では、自動販売機を例にして「プログラミング 的思考」とはどういうものかを考えていきます。
ジュースを買うまでの流れをまとめると
1 お金を受け付ける
2 ランプを表示させる
3 ボタンが押されたら、ジュースをだす
4 お釣りを出す
だいたいこんな感じですね。
では、1のお金が足りなかった場合はどうなるでしょう?
1 お金を受け付ける
2 設定された金額を超えるまで、ランプは点灯しない
という流れが追加されます。
もっともっと、色々な流れが追加できそうですね。
このように「目的(ジュースを買う)を達成するために、過程を考え行動すること」をプログラミング 的思考と言われています。
プログラミング という科目ができるの?
学校では、各科目でプログラミングを活用するというようになっています。
例えば、小5の算数の「正多角形の性質」の学習でプログラミングを使って図形をかく、
などです。
文科省の「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」では、上記のような授業内容が提示されていますが、明確に決まっているわけではありません。
つまり、それぞれの学校によってカリキュラムが変わるということです。
自治体によって、ITの専門家を雇う予算があるので専門家がサポートに入るところや逆に担任の先生が担当するというところもあります。
またタブレットについても、一人一台のタブレットで学ぶところもあれば、グループで1台のタブレットを使って学ぶところもあります。
まだまだ「決まったこと」が少ないプログラミング 教育。
今後新たに決まったことがあればこちらに追記していきたいと思います。
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